フランスにとって持続可能な観光発展とは?オンライン意見聴取を開始

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Press release

フランスの主たる観光事業者の集団で、国に対し持続可能な開発戦略を提言する観光セクター委員会(Comité de filière tourisme)は、ヨーロッパ・外務省の支援を受け、2021年5月10日から6月20日までの間、レスポンシブル・ツーリズム(責任ある観光)について一般からオンラインで意見を聴取し、フランス国内はもとより、日本も含めた国外からの旅行者の提言を募ります。

フランスへの旅行者として、持続可能な観光に必要なアイディアをお寄せ下さい。

2021年5月10日から6月20日まで実施されるこのアンケートは「フランスの持続可能な観光発展にどう取り組むべきか」という総合的な課題を問うもので、フランスの観光事業者が国や地域レベルで、また観光に関わるあらゆる業種を通じて、観光業を持続的かつ責任ある形で発展させるために優先的にとるべき施策の提案を呼び掛けています。

この意見聴取はヨーロッパ・外務大臣付観光・在外フランス人・フランコフォニー担当副大臣であるジャン=バティスト・ルモワンヌが主宰する観光セクター委員会で取り上げた考察の延長線上として実施されます。

当員会には主要な観光事業者が集められ、国の持続可能な開発戦略を提言しています。メンバーは次のとおり。フランス観光開発機構(Atout France)、アウトドア宿泊施設全国協議会(FNHPA)、地域投資銀行(Banque des territoires)、持続可能な観光事業者連合(Acteurs du tourisme durable:ATD)、SDGs達成のための意識向上を目的とした教育的な団体テラジール Teragir。さらに、この取り組みにはフランス観光連盟(l’Alliance France tourisme)、責任ある観光のための活動(Agir pour un tourisme responsible)ネットワーク、旅行会社連絡協議会、Huttopia、公平かつ連帯のための観光団体(l’Association pour un tourisme équitable et solidaire)も協力しています。

「この健康危機の中で、観光産業は最も深刻な影響を受けている業種の一つである。観光業の再スタートで国際間の競争はさらに激化するなか、持続的な観光発展はこの困難な状況を打開する道筋となるだろう。より環境に優しい成長の機会は、環境エコシステムの保全と発展を可能にする。世界有数の観光地であるフランスは卓越した持続可能な観光サービスを提供することで、この地位を維持していきたい」。
ジャン=バティスト・ルモワンヌ(ヨーロッパ・外務大臣付観光・在外フランス人・フランコフォニー担当副大臣)

業界が再スタートを切り、国内外の動きが活発化していくなか、観光産業は新たなバランスを模索し作り出すという大きな課題に取り組まねばならなくなっています。

「より持続的な発展、より責任ある観光」という戦略的なロードマップは、集団で設計されるべきものです。あらゆるエコシステムがこの大きな転換期を意識したうえで、変化や適合をし、時には大胆に生まれ変わる必要があるのです。

意見聴取に参加する https://make.org/JP/consultation/sustainable-tourism/selection

  • フランス観光開発機構 公式ウェブサイト:https://jp.france.fr/ja 
  • 当リリースの関連ハッシュタグ #France #SustainableTourism #ExploreFrance
  • 当リリースに使用したメインビジュアル(報道関係者向け):https://bit.ly/3bhA1PV