ガレット・デ・ロワで彩られるフランスの1月

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日本では来る3月3日のひなまつりを雛あられでお祝いするように、 クリスマスが終わった後のフランスでは、街中がガレット・デ・ロワで彩られます。 近年日本のパティスリーでも見かけるようになったこの伝統菓子の行事をご存知でしょうか。

家族や友人が新年に集まり、ガレット・デ・ロワを切り分け、 (正確には、その場にいる一番年下の者、子どもがテーブルの下に隠れ、 切り分けたガレットを受け取る人を指名していきます。) 中に隠された陶製の小さな人形「フェーヴ」が入っていた人が、その日一日王様・王女様になるというものです。

パリのエリゼ宮(大統領府)で毎年行われる伝統的なレセプションでは、フランス共和国大統領のために巨大なガレット(直径1.2メートル、150人分)が作られます。 在日フランス大使館でも毎年レセプションが開催され、日本の政界、文化界、経済界、スポーツ界から大勢の著名人が招かれ、一緒にガレットを囲みながら楽しいひとときを過ごしております。