フランス北西部に位置するブルターニュ地方は、野趣溢れる景観やケルトの風習が色濃く残る土地柄ゆえに、フランスの中の異郷と称されるエリアです。 偶然にも今春、ブルターニュに着目した二つの美術展が都内で開催されます。 ブルターニュへの旅を喚起させるこの特別展にぜひご注目ください。
『憧憬の地 ブルターニュ - モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷』
- 国立西洋美術館(東京、上野)
- 3月18日(土)- 6月11日(日)
- https://bretagne2023.jp/
国立西洋美術館の「松方コレクション」を含む30か所を超える国内外の所蔵先からブルターニュを表した珠玉の作品約160点をはじめ、絵葉書や旅行トランクも展示。黒田清輝や藤田嗣治など同地を訪れた日本の画家にも注目するこれまでにない試みです。画家たちのまなざしを感じながら、ブルターニュへ旅するような展覧会。
『ブルターニュの光と風 - 画家たちを魅了したフランス〈辺境の地〉』
- SOMPO美術館(東京、新宿)
- 3月25日(土)- 6月11日(日)
- https://www.sompo-museum.org/exhibitions/2022/bretagne2023/
ブルターニュの地に魅了された画家たちによる作品を通じ、同地の歴史や風景、風俗を幅広く紹介する展覧会。本展では、ブルターニュに関する作品を多数所蔵するカンペール美術館の作品を中心に、45作家による約70点の油彩・版画・素描を通じて、フランス〈辺境の地〉ブルターニュの魅力に触れられます。
各展覧会のプレス資料は記事下のリンクからダウンロードできます。
ブルターニュの今昔をアートで巡る
いにしえの国ブルターニュを現代的な視点で巡る観光ルートがあります。ブルターニュ公城のあるナントを起点に、ロワールが大西洋に注ぐサン・ナゼール、リゾート地ラ・ボール、木骨組の家並みが美しいレンヌ、英仏海峡を望む城塞都市サン・マロ、そして世界遺産モン・サン・ミッシェルへ… フランス西部の都市が共同し、それぞれの歴史遺産や現代的文化遺産、芸術、美食、建築、自然を集めてできた奇跡のルートです。 www.voyage-en-bretagne.com
ブルターニュ地方観光局
ブルターニュ地方観光局の公式サイトでは、日本語で当地域の見どころを紹介しております。写真や映像の貸出し、取材協力のご相談を承ります。 www.bretagne-tabi.jp/