オーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地方ミッション来日 ローラン・ヴォキエ議長記者発表会

Press release

先月、フランス中央部から南東部に広がるオーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏から観光・経済ミッションが来日し、2月18日、ローラン・ヴォキエ地域圏議長の記者発表会が駐日フランス大使公邸にて行われました。

議長は発言の冒頭、日本と当地域の交流がリヨンとの絹織物の交易に始まったとし、天皇陛下が皇位継承直前の渡仏で訪問されたのがリヨンの絹織物博物館であったことに言及し、二者の関係の深さを強調しました。 今回のミッションの狙いを産業上のクロスパートナーシップを深めることとし、愛知県の産業ポテンシャルの高さに注目した当地域との相互協力への希望を表明しました。新規事業立ち上げの集積地として、また、国際会議場運営における協力関係の構築に触れました。

もう一つの狙いが、山岳レジャー産業におけるノウハウの交流です。当地域は面積の70%を山岳が占め、西欧最高峰のモン・ブラン、ヴァル・トランスやムジェーヴなど高地山岳リゾートを抱えます。当地域では山岳レジャー全般への投資を活発に行い、アフタースキーの充実、高地リゾートでの食事の高品質化、オフシーズンのアクテビティ開発などに多角的に取り組んでいます。来日メンバーには、山岳リゾートやアウトドア設備の関連企業が加盟する「クラスター・モンターニュ(山岳レジャー連盟)」が含まれ、2月18日には日本の同業者との意見交換を行うセミナーが都内で開催されました。

ミッションに参加したオーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地方観光局は、約20年前より日本市場でのプロモーションを積極的に展開しており、このたびの滞日中に主要旅行会社各社への営業活動に取り組みました。地域圏の首都リヨンは、フランス料理の巨匠で2018年に逝去したポール・ボキューズの本拠地であり、フランス料理界のオリンピックと言われる料理選手権「ボキューズ・ドール」が隔年で開かれる地。昨年末に国際美食館がリヨンに誕生したことから、食の都としての自負がますます高まります。今年5月には、ディジョン~リヨン~マルセイユを広範囲に繋ぎ美食をPRする観光プロジェクト「ヴァレ・ド・ラ・ガストロノミー」(美食の渓谷)を立ち上げるとし、食への感度が高い日本市場の関心を集めたいと期待を寄せました。

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