パリ、2020年5月12日
新型コロナウィルス対策 フランスにおける外出制限解除について
5月7日の首相演説にて、5月11日をもって外出制限期間を終了することが発表されました。 これによりフランスは同日より外出制限の解除が段階的に行われております。 制限の解除は、国土をその保健状態により赤ゾーンと緑ゾーンに分け、赤ゾーンは緑ゾーンより厳しい条件にて進められています。赤ゾーンに該当するのはオー・ド・フランス地方、イル・ド・フランス地方、ブルゴーニュ・フランシュ・コンテ地方、グラン・テスト地方。
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主な解除内容は以下のとおり。
5月11日をもって商業施設(レストランやカフェを除く)、図書館、小規模の美術館・博物館はソーシャルディスタンスのガイドラインに即して再開が認められる。
レストランやカフェの再開については5月24日の週に発表される。
大規模な美術館・博物館、観光および文化施設、コンサートホールは閉鎖が続けられるが、その再開日程については5月末に宣言がある。5千人を超える集会は9月末まで禁止される。
ビーチと湖の再開は市長の要請により県知事の認可をもって都度判断される。
居住地から100キロを超える移動については正当なる理由がある場合のみ認められ、コントロールの際はそれを証明する書類と身分証明書などの付随書類の提出が求められる。
フランス国境における制限は欧州域内の国に対して(EU加盟国、シェンゲン協定内、英国)少なくとも6月15日まで続けられる。一方、それ以外の国に対するフランス国境の封鎖は新たな令が出るまで続けられる。
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