印象派を巡る旅 2026──モネ没後100年を記念するノルマンディーとパリ地方 [1]
印象派を巡る旅 2026
モネ没後100年を記念するノルマンディーとパリ地方
フランスのノルマンディー地方およびパリ地方(イル・ド・フランス地方)では、二地方が連携して進める観光プロモーション「印象派を巡る旅 Destination Impressionniste」のもと、2026年に迎えるクロード・モネ没後100年を節目の年として、域内各地で関連イベントを数多く展開いたします。 このたび、記念年の取り組みを紹介するため特別ミッションが来日し、2025年12月17日、都内にて記者発表会を開催しました。
来日ミッションメンバー:
サビーヌ・パニエ
ノルマンディー地方観光局 アジア市場プロジェクト担当
ナタリー・ルセール
「ノルマンディーとパリ地方 印象派を巡る旅」 プロジェクトリーダー
フィリップ・プラテル
ノルマンディー印象派フェスティバル 総合ディレクターおよび芸術ディレクター
発表の要旨
1.モネ没後100年
2026年は、クロード・モネが1926年12月5日にジヴェルニーで亡くなってから100年という節目の年。ノルマンディーとパリ地方ではこの記念年を、モネの芸術と、その源となった風景を、旅と体験を通じて味わう機会として位置づけています。
2.モネにインスピレーションを与えた風景
パリ地方とノルマンディーには、モネが生涯を通じて行き来しながら描き続けた風景が、今も色濃く残っています。都市の近代性、セーヌ川の水辺、ノルマンディーの海と空―これらの場所を実際に訪れることで、作品の背景にある光や空気、風景と向き合うモネの視線を追体験することができるのです。
3.モネ流、「この一瞬」を楽しむ方法
モネの芸術の核心にあるのは、「移ろう一瞬」を見つめる姿勢です。「印象派を巡る旅」では、「2026年モネ流“この一瞬”を味わう方法5選」として、1) モネ作品を多数所蔵する美術館を巡る、2) モネが暮らした家で画家の内面に触れる、3) 作品に描かれた原風景に身を置く、4) モネの視点に立った体験をする(絵画教室への参加やモネが好んだ料理を楽しむ)、5) トレッキングやサイクリングなどのスローモビリティを使い移動そのものを楽しむこと等を提案しました。
食通であり食道楽でもあったモネが好んだ料理や、モネ家の食卓について、モネの義曾孫で美術評論家のフィリップ・ピゲが事前収録によるインタビューで解説。
<動画を見る。> [2]
4. モネ没後100年を記念して行われる100以上のイベント
2026年はモネ没後100年という節目に呼応するかたちで、ノルマンディーとパリ地方の両域内で、100を超えるイベントが予定されています。 美術館や文化施設、モネゆかりの地や歴史的空間を舞台に、記念年ならではの多彩なプログラムが展開されます。
主な特別展
- 睡蓮の前にモネが見つけたジヴェルニー、1883年~1890年
AVANT LES NYMPHÉAS. MONET DÉCOUVRE GIVERNY, 1883–1890
2026年3月27日~7月5日
ジヴェルニー印象派美術館
- ル・アーヴルのモネ
MONET AU HAVRE
2026年6月5日~9月27日
ル・アーヴル|アンドレ・マルロー近代美術館(MuMa)
- 風景画の歴史、モネからホックニーまで(1890年から2025年)
HISTOIRES DU PAYSAGE DE MONET À HOCKNEY (1890–2025)
2026年9月24日~2027年1月31日
パリ|マルモッタン・モネ美術館
- モネと時間
MONET ET LE TEMPS
2026年9月30日~2027年1月25日
パリ|オランジュリー美術館
- モネ、水の流れに沿って
MONET AU FIL DE L'EAU
2026年9月30日~2027年3月29日
パリ|オランジュリー美術館
本プロジェクトは、特別展「モネと時間」に付随して展開する没入型VR体験で、印象派の巨匠クロード・モネの作品の核心に迫る旅へと誘います。体験時間は約20分。当コンテンツは、2018年にLucid Realitiesが制作し、2018年および2024年にオランジュリー美術館で公開されたVR作品「睡蓮への執着(L’Obsession des Nymphéas)」を基に構成されています。
アルジャントゥイユからジヴェルニーへ、セーヌ川から睡蓮の池へ―― 本体験では、風景を描く中で「時の流れ」を捉えようとしたクロード・モネの執着を辿ります。時間帯や季節によって移ろう光の様相、《ポプラ並木》、《朝》、《睡蓮の池》、《水の風景》、《日本の橋》、《大装飾画》といった連作群、ジヴェルニーの家と庭園、その池の歴史、さらには視力障害との闘いを経て、ほぼ抽象絵画へと向かっていく画風の変遷までを、体感的に紹介します。
ノルマンディー印象派フェスティバル 2026
ノルマンディー印象派フェスティバルは、2026年5月29日から9月27日まで、ノルマンディー地方全域を舞台に開催されます。これまで不定期開催であった本フェスティバルは、2024年の成功を受け、今後は隔年開催とすることが決定しました。
2026年は、プログラムを100%現代の表現で構成し、視覚芸術、音楽、ダンス、映像など多分野を横断するエディションとなります。
2026年のテーマは「庭園」とし、モネへのオマージュを表します。モネは約40年をジヴェルニーで暮らし、庭造りに没頭しながら、連作《睡蓮》に代表される独自の風景世界を生み出しました。
- 蜷川実花氏、中谷芙二子氏が参加
モネへのオマージュという文脈のもと、モネと日本との自明の関係性を踏まえ、2026年のフェスティバルでは2人の日本人アーティストが招聘されます。
蜷川実花氏はルーアン大聖堂にてプロジェクションマッピングを実施。本作は、フェスティバル期間中、週末は1日2回、さらに夏の2か月間は毎晩上映される予定です。あわせて、ルーアン市内の歴史的空間において展覧会も開催されます。フェスティバル開幕直後の週末にあたる2026年5月30日は、マッピングされた大聖堂前広場で、DJが盛上げる特別開幕イベントが予定さています。
中谷芙二子氏はオンフルールにて「霧の彫刻」を制作します。モネが「風景そのものではなく、風景と自分のあいだにある空気を描いた」と語ったように、空気を素材とする中谷氏の作品は、若きモネがブーダンからオンフルールで雲を描くことを学んだ原点への象徴的なオマージュとなります。
詳細は下記プレス資料をご参照ください。
