画像 1)ブルターニュ公城 ©Philippe Piron; 2)レ・マシーヌ・ド・リル ©Franck Tomps; 3)ナント美術館 ©- Hufton+Crow; 4) 隠遁者の展望台、川俣正作品 ©MARTIN ARGYROGLO; 5) ジャン・ジュリアンの作品が置かれた植物園 ©Jean-Félix Fayolles; 6) ミュスカデ、ガトー・ナンテ ©Patrick Gérard; 7) ゲランド塩田 ©AlexandreLamoureux; 8) ナント周辺のブドウ畑を旅する ©Valery Joncheray;
NANTES
クリエイティブな街、ナント! ロワール川の河口に位置し、大西洋まで30分。クリエイティブでダイナミックで魅力あふれるナントは、アートを通じて大変貌を遂げています!街を発見する最良の方法が、地面に引かれた緑色のラインをたどること。ラインはナントが誇る建築物、アートスポット、文化および歴史遺産の数々を結んで延びています。ブルターニュ大公城を訪れる、ナント生まれの作家、ジュール・ヴェルヌの足跡をたどる、アミューズメントパーク「レ・マシーン・ド・リル」で巨大な機械仕掛けの象やクモに乗って周囲をひとめぐりする、ロワール川の河口に展示された30点の野外インスタレーション作品を鑑賞するなど、アクティビティは盛りだくさん。感性豊かで詩情に満ちた都会の散策コースをさらに活気づかせているのが、毎夏開催されているアートイベント、ヴォワヤージュ・ア・ナントVoyage à Nantesです。このイベントでは、招待されたアーティスト、クリエーター、庭師、料理人、DJ、グラフィティアーティストらが公共スペースでその腕を披露。サプライズと感動と楽しさいっぱいの56のイベントスポットを通じて、ナントは普段以上に驚きに満ちた街に変わります。次の開催は2021年7~8月。今から予定を空けておきましょう!
RWC2023開催スタジアム
- STADE DE LA BEAUJOIRE スタッド・ド・ラ・ボージョワール
- 35.322 席
必見の場所
- ブルターニュ大公城Château des ducs de Bretagne : 15~18世紀に造られた建築物を擁する、ナントの花形建築遺産。中庭、城壁、堀は無料で見学可能。博物館ではナントの歴史が紹介されています。
- 巨大な象に会えるレ・マシーン・ド・リル Les Machines de l’île : ジュール・ヴェルヌの空想の世界とレオナルド・ダ・ヴィンチのメカニックな世界が交差するアミューズメントパーク。造船所跡地に設けられ、機械仕掛けの生き物や植物を展示するギャラリー、同じく機械仕掛けの巨大な象、海の世界を表現した大きなメリーゴーランドなどがあります。
- ナント美術館Musée d’arts de Nantes : 植物園のすぐ近くにある美術館。古代から現代に至る芸術作品を集めたコレクションは、フランスでも指折りの充実度を誇ります。
ぜひ試したい食
- ガトー・ナンテGâteau Nantais : 砂糖、アーモンド、バター、そしてカリブ海アンティル諸島のラム酒の絶妙なコラボ。ナント、アフリカ、アンティル諸島を結ぶ三角貿易の歴史が刻まれた、港町ナントを象徴するお菓子です。
- ミュスカデMuscadet : ナントのレストランではミュスカデをご賞味あれ。ミュスカデはナント地区で生産されている辛口白ワインで、アペリティフとして、あるいは大西洋で採れた牡蠣と合わせて飲むのがおすすめ。
新着情報
- 川俣正のエルミタージュ展望台Belvédère de l'Hermitage : 日本人アーティスト、川俣正が制作したエルミタージュ展望台からナントの街を見晴らす眺望が楽しめます。ジュール・ヴェルヌ博物館から展望台を経て、最近オープンしたエクストラオーディネール庭園へ向かうのが定番コース。
- 植物園Jardin des plantesにジャン・ジュリアンの新作がお目見え : ブルターニュ大公城からすぐのところにある植物園に、アーティスト、ジャン・ジュリアンが特別に制作した大型インスタレーション作品が飾られます。
周辺の見どころ
- ナント周辺のワインの産地を訪れる : 市中心部から20分で、ナント近郊に広がるワインの産地(ナント地区)と高名なミュスカデに出会う旅が楽しめます(ワイナリー見学とテイスティング、クリソンClisson村の観光など)。
- ゲランドGuérandeの塩田を訪れる : ナントから1時間で行けるゲランドの塩田は保全地区となっており、千年以上の歴史を誇る伝統の手法で塩が作られています。中世の城塞が残るゲランド村に立ち寄ることもお忘れなく。
地元の有名クラブ
- Stade Nantais :スタッド・ナンテー
男子のアマチュア1部リーグ「フェデラル1」に所属するクラブ
ラグビー好きにおススメ
- 中世の面影を宿す地区にあるバー「ジョン・マックバーンJohn Mc Byrn」 試合のある夜、ブッフェ地区Quartier Bouffayにあるこのバーは大盛りあがり。つねに大勢の客で賑わう、出会いと交流と息抜きの場です。
- グラスラン地区Quartier Graslinにあるバー「ピックウィックスPickwick’s」: グラスラン劇場Théâtre Graslinからすぐのところにある半歩行者専用のこの地区には、心地よいテラスを備えた店やおしゃれなブティック、歴史建造物が集まっています。ナイトライフのスタート地点としておすすめ。
パリからのアクセス
- 鉄道:パリ・モンパルナス駅から高速鉄道TGVで2時間。1日に23本の列車が運行。パリ・シャルル・ド・ゴール空港駅からの直通TGVは所要3時間
- 飛行機:パリ・シャルル・ド・ゴール空港からナント・アトランティック国際空港まで1時間。フランスおよびヨーロッパの各都市と結ぶ便が運航。定期便が就航している都市は100以上。空港から市中心部まで15分。
- 車:パリから4時間