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左をごらんください。286軒にのぼるカラフルな木骨組みの家々は、ブルターニュ地方の中世を象徴するものです。右に見えますのは近代的なレ・シャン・リーブルLes Champs Libres、最先端の歴史と科学博物館です。再び左に目をやれば、この地方で最も格式高い建物とされるブルターニュ高等法院Palais du Parlement de Bretagne。そして今度右に見えるのは?フランス初のテクノポール「アタランテAtalante」です。このようにレンヌの町では過去と現在がみごとに共存しているのです。現代のブルターニュ人はヤウアンクYaouank(ブルトン語で「若い」)音楽祭に何千人もやって来ては伝統的な踊りフェスト・ノズ fest-nozを楽しみます。そこにはもちろん郷土のおいしいものやシードル酒も!
おもしろエピソード
- 破壊を免れて高くそびえ立つマビレーMabilaisのビルはトーテムタワーと屋上の円盤が特徴的です。ミニテルMinitel(フランスのインターネットのご先祖)やチップ入りカード、ADSLなどはここで発明されました。
- レンヌには彩色を施した木骨組みの家が286軒あり、これはブルターニュ地方で最多です。
代表的な見どころ
ブルターニュ高等法院Palais du Parlement de Bretagne: 17世紀に建てられたブルターニュ地方ではトップクラスの格調高い建造物。夏季には音と光のショーの舞台ともなります。
必見ミュージアム
レ・シャン・リーブルLes Champs Libres: 複合文化施設。ブルターニュ博物館Musée de Bretagne (ブルターニュ地方の歴史)、 科学館Espaces des Sciences (科学博物館とプラネタリウム) 等が入っています。 (leschampslibres.fr)
おいしいもの
- ガレット・ソシスgalette saucisse: 豚肉のソーセージをソバ粉のガレットで巻いたブルターニュ式ホットドッグ。
- シードルcidre: リンゴの発泡酒。グラスではなく陶器のお椀(または広口のカップ)で飲むのが伝統です。
郷土の有名人
フランソワ=アンリ・ピノー François Henri Pinault: 億万長者の実業家。2005年からケリングKeringの会長兼最高経営責任者(CEO)を、また2003年から投資会社グループ・アルテミスGroupe Artémisの会長を務めています。
新着情報
2020
- 2020年夏に新たな特別展ピノ・コレクションcollection Pinaultをジャコバン修道院Couvent des Jacobinsで開催
こんな見どころも
- モン・サン・ミシェルMont Saint-Michel: 小さな島全体がベネディクト派の修道院という驚くべき史跡。中世の宗教・要塞建築のみごとな一例です。
- サン・マロSaint Malo: 古くは海賊(Corsaire敵国船の襲撃を許可された民間船舶)の町でしたが、今では17~18世紀の豪商や船主の邸宅が建ち並ぶビーチと潮の町。ハイキングやカイトサーフィン、サンドヨット、ダイビングなど楽しみは多彩です。
- ブロセリアンドの森Forêt de Brocéliande: アーサー王伝説によれば、この広大な魔法の森の中、若返りの泉の近くに魔法使いマーリンのMerlinの墓があるとか。その果てにあったのが現在のパンポンの森Forêt de Paimpontと信じられています。
パリからのアクセス
- 車で: 高速A11号線とA81号線で3時間25分(352km)。
- 列車で: パリのモンパルナス駅Gare Montparnasse からTGVで約1時間30分。
レンヌとその周辺(「西フランスの芸術と歴史」モデルコース含む)の見どころ、アクティビティについての 詳細はこちら