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フランス国王ルイ14世が狩猟用のロッジを素晴らしい宮殿と庭園に作り変えたのは、それなりの先見性と王家の財力があってのことでした。この宮殿は1682年から1789年のフランス革命まで歴代のフランス国王の公的な住いとなりました。豪華な装飾、比類ない庭園、美術工芸品のコレクション、王妃マリー＝アントワネットが好んだプティ･トリアノンなどの離宮・・どれをとっても夢のような世界です。太陽王が成し遂げたこの偉大な作品は、早くからユネスコ世界遺産に登録されましたが、ヴェルサイユの町にはそれ以外にもいろいろな楽しみがあります。たとえば町の周辺には美しい森が広がり、王の食卓を彩ったであろう広大な菜園も残っています。
おもしろエピソード
- ヴェルサイユ宮殿ができたため、ルイ14世の時代からフランス革命まではヴェルサイユがフランスの首都となりました。
- ヴェルサイユは、アメリカ独立戦争後のパリ条約(1783)や第一次世界大戦後のヴェルサイユ条約など、歴史上重要な条約が調印された場所としても知られています。
代表的な見どころ
ヴェルサイユ宮殿Palais de Versailles: 宮殿の他、大小のトリアノン離宮Grand Trianon/Petit Trianon、マリー＝アントワネットの田舎家Hameau de la Reine、アンドレ・ルノートルAndré le Nôtreが手がけた庭園とパークが豪華絢爛な世界を展開しています。
必見のミュージアム
ランビネ美術館Musée Lambinet: 18世紀の個人の邸宅がヴェルサイユ市に遺贈されてオープンした美術館。
おいしいもの
- 王家が好んだスイーツ: 国王や王妃たちがいなくなった今でも、彼らの食卓に並んでいたマカロン、ビスケット、チョコレートなどは町のショップで手に入ります。
- ビール: ヴェルサイユのあるイヴリーヌ県Yvelines で醸造された地ビールにもご注目！
郷土の有名人
アニエス・トルブレAgnes Troublé: 自身の名を冠したブランド「アニエスベーagnès b 」で知られるファッションデザイナー。
新着情報
2019
- 人気料理番組「トップシェフ」で準優勝を取り、2016年には優勝に輝いたシェフ グザビエ・パンスマンXavier Pinceminのレストラン ル・パンスマンLe Pincemin が2019年6月にトリアノンパレスTrianon Palaceにてオープン
2020
2020年春5つ星ホテルがヴェルサイユ城のオランジュリーOrangerieの近くにオープン予定 。エレルAirellesというホテルブランドはLOVグループ内でステファン・クルビStéphane Courbitが創立している。
2020年夏にヴェルサイユの会議場Palais des congrès de Versaillesが再開予定 (2019年7月初めから1年間工事のため閉館中)
こんな見どころも
- シャルトルのノートルダム大聖堂Cathédrale Notre-Dame de Chartres: フランスのゴチック建築の中でも最も美しいもののひとつ。火災と再建を経ていますが、ステンドグラスのニーズに見合った構造となるよう心を砕いたことも知られています。
- ランブイエRambouillet: とりわけ有名なのは城と庭園、そして自然をテーマとしたパーク「エスパス・ランブイエEspace Rambouillet 」です。パークには道しるべのついた林間の散歩道があります。espacerambouillet.fr
パリからのアクセス
- 車で: 約30分(21km)。
- 列車で:約30分。
ヴェルサイユとその周辺（「デザインとロマンス」モデルコース含む）の見どころ、アクティビティについての 詳細はこちら