アイテナリー:フランス東部 ― ナンシー、メッス、ストラスブール、ミュルーズ

Press release

コースの紹介 https://jp-res.france.fr/press/DP2019/ClusterVilles/CarteTFC2019_Est.jpg

2つはアルザス地方、残る2つはロレーヌ地方にある4つの都市の物語。どの街も美しい自然、秀逸な建築物、充実した文化を誇り、世界的に有名なワインの産地で、冬になれば国内で最も大きく、最も美しいクリスマスマーケットが開催されています。

多種多彩な様式の芸術表現が花開いているナンシーNancyでは18世紀に建てられたロレーヌ公宮殿(パレ・デュカルPalais ducal)、ユネスコの世界遺産に登録されている3つの大広場、歴史ある美術館や博物館、フランス式庭園、保存状態のよい旧市街などが見どころです。新しいミュージアムの一部で採用されているアール・ヌーヴォー様式はナンシーが発祥の地。質の高いクリスタルを扱うショップも揃っています。

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メッスMetzでは3000年の歴史がロマネスク、中世、古典、コンテンポラリーの各様式を採用した建築物に映し出されています。各種の歴史的記念物、大広場、さらには19世紀後半のドイツ帝国領時代に実施された都市計画の外観がそっくりそのまま残っている帝国地区などが見どころです。もちろん、各種ミュージアムやギャラリー(とくにポンピドゥー・センター・メス)と美食もお忘れなく。  

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ストラスブールStrasbourgは欧州議会など現代の国際機関と歴史地区が共存する街です。「プティット・フランスPetite France」と呼ばれる歴史地区はユネスコの世界遺産に登録されており、細い小路、運河、路面店の「ヴィンシュトゥブ」と呼ばれるアルザス特有のビストロが集まっています。そしてそれらすべてを高みから見下ろしているのがゴシック建築の傑作、ストラスブール大聖堂です。  

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ミュールーズMulhouseはほかの街とは少し毛色が異なります。フランス一高いプロテスタントの教会があり、クリームソースの代わりに酸っぱいシュークル―ト・タルトが好まれ、博物館や現在の経済活動を通じて製造業の優れたノウハウが強調されているのです。しかも環境にやさしい街でありつづけているのと同時に、アルザスが誇るワインの伝統の守り手として今なお大きな役割を果たしています。  

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コースの途中の見どころ

メッスの先

  • ロンウィLongwy:ヴォーバンが設計した六角形の要塞(ユネスコの世界遺産)
  • ラクネイ果樹庭園Jardin fruitiers de Laquenexyとパンジュ城Château de Pangeの庭園:双方ともネットワーク「限界のない庭Jardins sans Limites」に参加。

メッス~ストラスブール

  • 北ヴォージュ地方自然公園Parc Régional des Vosges du Nord:ヴォージュ山脈北部の丘陵森林地帯(ユネスコ「人間と生物圏」計画)

ストラスブール~ミュルーズ

  • ヌフ・ブリザックNeuf-Brisach:17世紀に築かれた城塞都市


移動について

都市 都市間の最短距離 (目安) 列車/バスを使った都市間の移動所要時間(目安)
ナンシー ↔ メッス 61 km 40分(ローカル列車)
メッス ↔ ストラスブール 169 km 48分(高速列車TGV)
ストラスブール↔ ミュルーズ 116 km 45分(高速列車TGV)

都市間の距離が短く、都市周辺と移動途中に見どころが多いため、車での移動がおすすめ。とはいえ、高速列車(TGV)も含めて直通列車があり所要時間も短いため、鉄道でも簡単に移動できます。