イベントを目的にパリから2時間以内で行けるおすすめのフランスの街

Press release

フランスをいつ旅しようか迷っているのなら、好みに合った地方のイベントに合わせてプランを立てるのはいかがでしょう?音楽やダンス、歴史やテクノロジーまで、地方には多種多様なフェスティバルが1年を通して開催され、フランス文化の粋を伝統とモダンの両面で見せてくれます。パリに滞在中なら、これらの街は首都から高速列車で2時間以内。足を向ける価値のある有名なイベントの幾つかを以下にご紹介します。


レンヌRennes

パリから南西へ1時間半、レンヌで開かれるレ・ランコントル・トラン・ミュージカルLes Rencontres Trans Musicales(短縮してレ・トランLes Transとも言う)は、フランスのコンテンポラリー・ミュージックのイベントとしてはナンバーワン。ここで、レニー・クラヴィッツLenny Kravitz、ビョークBjörk、ベン・ハーパーBen Harperらが、フランスで初めてステージに上がりました。フランス人が初めてMIA、ダフト・パンクDaft Punk、フージーズFugeesを見たのも、ここ。年に1回、12月に開催されます。最新の日程は、レ・トランのウェブサイトでチェックしてください。もう少しマイナーですが、文化的に価値が高いイベントに、11月開催のヨーワンク・フェスティバルYaouank Festivalがあります。ブルターニュ地方の民俗音楽と伝統ダンスをフューチャーしています。

またスポーツファンなら、レンヌをはじめとするフランス各都市で、6月7日から7月7日までFIFA女子ワールドカップが開催されることはご存じに違いありません。

レンヌの概要はこちら


ポワティエPoitiers

同じくパリの南西に位置するポワティエは、TGVで1時間20分と、さらにパリの近くです。8月にパリを訪れて少し空虚な感じがするのなら、それは住民の多くが地方にバカンスに出かけてしまっているから。人々はポワティエのような都市で夏を過ごしているのです。ポワティエでは8月を通して驚くほどイベントがたくさん行われていて、シンプルに「ポワティ・サマー」と呼ばれています。街全体が音楽、演劇、映画、ストリートアートで盛り上がります。

もし、スケジュールの都合のせいで8月に旅行できないのなら、コンフォール・モデルヌLe Confort Moderneをぜひお試しください。ここでは1年を通じてコンサート、ワークショップ、展覧会のプログラムが充実しています。地元の人々と楽しみましょう。

ポワティエの概要はこちら


ナンシーNancy

アール・ヌーヴォーが生まれた街して知られる、文化の薫り高いナンシー。パリからTGVでわずか1時間35分で、オペラ、バレエ、演劇などを楽しみに気軽に訪れたい街です。6月から7月の夏には、UNESCO世界遺産に登録されているスタニスラス広場で、毎晩モダンな音と光のショー「ランデヴー・プラス・スタニスラスRendez-Vous Place Stanislas」が行われます。ジャズが好きな方には、ナンシー・ジャズ・パルゼイションNancy Jazz Pulsationsはいかがでしょうか。2019年は10月9日〜19日に開催されます。この10日間、質が高く多様なスタイルのジャズ演奏を楽しむことができます。子供向けのイベントもあります。

ナンシーの概要はこちら


メッスMetz

パリから1時間25分で行くことのできるメッスは、いつでも前衛的な街です。2019年4月15日までは、ポンピドゥーセンター・メッスCentre Pompidou-Metzでペインティンング・ザ・ナイトPainting the Night展が開催されていました。夜景の美学を掘り下げることに加えて、「夜」が持つ科学的、政治的、環境的な課題に関する社会的議論を取り扱いました。そのほか、コンステレーションズConstellationsと呼ばれるデジタルアートフェスティバルがあり、6月から9月にかけての年1回、ショーやストリート・アート、ビデオ・マッピングを含む各種イベントが行われます。2019年で開催3回目となります。子供と一緒に旅行中なら、フランスで2番目に大きく、月2回開かれるメッス・エクスポのフリー・マーケットで宝探しがお勧めです。

メッスの概要はこちら


リールLille

リールは、TGVで1時間と快適に行ける街で、3年に一度開催されるリール3000はぜひ足を運びたい非常に規模の大きいイベントです。年間を通じて切れ目なくイベントが続き(今年2019年は4月27日から12月6日まで開催)、市内開催のイベントだけでも500を数え、市外ではさらに多くのイベントが企画されます。毎回一つのテーマが選ばれ、アーティストはそのテーマに合わせて創造的なインスタレーションや、芸術的なパーフォーマンスショー、ディベートを披露します。アウトドア空間やパブリックスペース、庭などさまざまな空間が使われ多様なイベントが展開されます。今年のテーマは、メキシコのエルドラド。エルナン・コルテスによるメキシコ征服500年を記念して、メキシコのアーティストを招いています。

リールでは、ジャコメッティの作品150点を集めた回顧展を、近代現代アートミュージアムで開催します。2019年3月13日から6月11日開催。

リールの概要はこちら


トゥール&オルレアンTours & Orleans

ルネッサンスが始まって2019年で500年。カトリーヌ・ド・メディシスの生誕とレオナルド・ダ・ヴィンチの死という二つの出来事によって、ロワール渓谷がフランス・ルネッサンスの揺籃の地として歴史に刻まれました。 パリからTGVで1時間の二つの都市、トゥールとオルレアンの間には、歴史的に重要な城がたくさんあり、今年は文学、歴史遺産、グルメ、庭、建築を含む多様なテーマのイベントが企画されています。

トゥールとオルレアンは、シャンボール城Château de Chambord、クロ・リュセ城Château du Clos Lucé、ブロワ城Château de Blois、シュノンソー城Château de Chenonceau、アゼ・ル・リドー城Château d’Azay-le-Rideau、アンボワーズ城Château d’Amboiseなどロワール渓谷の城探訪のベースに絶好の場所です。それぞれのイベントの日程は、各シャトーのウェブサイトを参照してください。

オルレアンの概要はこちら

トゥールの概要はこちら


アンジェAngers

さらにロワール渓谷での城体験を深めるために、トゥールとオルレアンの西、パリから列車で1時間30分のアンジェをぜひ訪れてください。アンジェでもルネッサンス500周年を祝っているほか、さらに中世までさかのぼれるイベント、Balade du Roi Renéバラード・デュ・ロワ・ルネも開催されています。アンジェ城Château d’ Angersやケネディ広場Place Kennedy、サン・モーリス大聖堂 Cathédrale Saint Maurice、サン=マルタン参事会教会La collégiale Saint-Martin d'Angers、アンジェ美術館Musée des Beaux-Arts d'Angersなど市内の歴史的スポットの夜の姿を見せてくれるナイトイベントで、7月末から8月初めまでの毎週土曜日に開催。音と光のスペクタクルをはじめ、さまざまな無料イベントが開催されます。

アンジェの概要はこちら